胃カメラ検査Gastroscope

  1. 胃カメラ検査

胃カメラ検査

Gastroscope

苦痛の少ない胃カメラ検査をご提供

消化器内科を受診される患者さまには、無症状の方から、腹痛・だるさ・食欲不振・貧血・黄疸・吐血・下血など幅広い症状の方がいらっしゃいますが、消化器の病気は、自覚症状が少ないため、病気が進行してしまっている可能性があります。
胃カメラ検査は、食道から胃・十二指腸の内部の健康状態の確認や診断などを目的に行われる検査で、病気の早期発見・早期治療のために有効な検査方法です。

当院では、口から内視鏡を挿入する方法と、鼻から内視鏡を挿入する方法を選択することができます。鼻からの検査は、口からの検査と比べ嘔吐反射が少なく、苦痛の少ない検査をお受けいただけます。

胃カメラ検査 胃カメラ検査

このような方に検査をおすすめいたします

  • 胸やけ・ゲップが多い
  • 胃腸の不快感、過剰な満腹感がある
  • のどがイガイガする
  • 黒い便が出る
  • 吐き気・嘔吐・お腹の張りがある
  • 健康診断で指摘された

胃カメラ検査で見つかる主な疾患例

逆流性食道炎

逆流性食道炎

胃酸や胃の消化液が食道に逆流することで引き起こされる炎症性疾患です。
通常は、食道の下部にあたる食道括約筋により胃の内容物が逆流しないように制御されていますが、この機能が低下することで逆流が起こります。
苦いものが上がってくる・のどがイガイガする・胸やけ・みぞおちの痛みなどの症状が出ます。
逆流性食道炎は慢性的な疾患のため、長期的な症状の緩和が必要です。食事内容の改善・特定の食品や飲み物の制限・生活習慣の見直しなども、進行の抑制や症状の管理に役立ちます。

胃炎・胃潰瘍

胃炎・胃潰瘍

さまざまな原因で起きる胃粘膜の炎症で、日常的にも起こりやすい病気です。胃炎が悪化すると胃潰瘍になります。
薬の使用や、飲酒・喫煙・ストレスなどの生活習慣の乱れによって起こるものや、ピロリ菌・アニサキスの寄生虫などの感染によるものがあります。
急激な胃の不快感や痛み・吐き気などの症状が出ることがあり、重症化した場合は吐血や下血が起こることもあります。
内視鏡検査にて診断を行うことができます。感染が原因のものでは、手洗い・うがいや食品の衛生管理などが予防につながります。

胃がん

胃がん

初期の段階では、自覚症状がないことがほとんどです。進行すると胃もたれ・みぞおちの不快感・食欲不振など胃炎に似た症状が起こることがあります。
胃がんになる主なリスク要因は、ピロリ菌の感染や、胃炎の状態が長期間続いていること、加工食品や塩分の多い食品をよく食べるなどがあります。
進行した状態であれば、エコー検査で胃壁の肥厚やリンパ節の腫大などを観察することができますが、早期の場合は内視鏡検査でなければ発見することが難しいとされています。
ピロリ菌を除菌した方などは、定期的な胃カメラ検査を行うことをおすすめしています。

当院の胃カメラ検査の特徴

01

「消化器内視鏡専門医」
による検査

当院長は、「日本内科学会認定 総合内科専門医」であるだけでなく、「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」、「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」、「日本肝臓学会認定 肝臓専門医」、「日本超音波医学会認定 超音波専門医」などさまざまな専門医の資格を有しています。
長年内視鏡に携わってきた経験を活かした丁寧な検査を実現します。

特徴01

02

できるだけ苦痛の少ない
検査をご提供

胃カメラ検査と聞くと、「苦しそう」「辛そう」というイメージをお持ちの方が多いと思います。
当院の胃カメラ検査では、できるだけ苦痛の少ない検査を行うことを心がけています。
鼻からカメラを入れる経鼻内視鏡は、口からの挿入に比べ嘔吐反射が少なく、楽な状態で検査を受けていただくことができます。
また、必要な場合は、検査前に鎮静剤や局所麻酔などを使用します。眠っている間に、ほとんど苦痛を感じることなく検査を終えることができます。

特徴02

03

検査により当日判明している内容は
当日に説明を実施

内視鏡の検査結果を説明する場合、機械カメラの写真だけでなく解像度の高いディスプレイモニターでも確認しながら説明を行っています。
また、その日に検査結果が判明している内容に関しては、問診兼説明という形で当日に説明を行うことができます。
総合的な結果に関しては、採血検査を外部に委託しているため、約2週間後の郵送となります。

特徴03

胃カメラ検査の流れ

STEP01

カウンセリング

現在の症状などを伺い、検査の説明をします。
経口内視鏡検査・経鼻内視鏡検査どちらで検査を行うかを決定します。

流れ01

STEP02

検査準備

胃をきれいにする薬を飲んでいただきます。
胃の緊張を取るための注射と、のどや鼻に内視鏡を通しやすくするための麻酔を行います。
必要に応じて、鎮静剤の準備を行います。

流れ02

STEP03

検査開始

医師の指示に従い、内視鏡を飲み込んでください。
検査中は全身の力を抜いて、ゆったりした気持ちでお受けください。
検査は数分間で終わります。

流れ03

STEP04

検査結果の説明

結果が判明している内容について説明を行います。
総合的な結果に関しては、採血検査を外部に委託しているため、約2週間後の郵送となります。

流れ04

胃カメラ検査の注意点

検査前日

  • ・飲食:翌日午前中の検査の場合は、なるべく消化の良い食事を21時までに済ませてください。
  • ・薬の服用:就寝前に普段から服用している薬は飲んでいただいて構いません。

検査当日

  • ・飲食:検査当日は、朝食を摂らずに来院してください。コップ1~2杯の水は飲んでも構いません。
  • ・薬の服用:当日の薬の服用については、医師と相談し指示に従ってください。
  • ・検査の所要時間:検査自体は10~20分程度ですが、事前準備と検査後の経過観察を含めると、1~2時間程度かかります。
    鎮静剤の使用によっては、検査後の経過観察時間が延びることがあります。
  • ・病変があった場合:組織を一部採取します。その後の病理検査の結果により、確定診断を行います。
  • ・その他:鎮静剤を使用する場合は、検査後は運転できません。ほかの方に送迎していただくか、公共交通機関をご利用ください。
         足元に不安がある方やご高齢の方は、できるだけ付き添いの方と一緒にご来院ください。
         検査後、腹痛が続いたり、黒い便が出たりなど普段とは違う症状があった場合は、すぐにご連絡ください。

患者さまの状態によって、準備や注意点が異なる場合があります。
検査前の詳細な指示や制限については、医師の指導に従ってください。

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